新レーベル“KeenMoon”のことと New アルバム“Brisa Saudosa”のことについて 村松健自身がちょっとコメントしてみました。 これからは途切れることなく・・・しばらくぶりの夏のアルバム、皆さんにお届けし ます。オリジナルアルバムやライヴアルバムを待ちわびてくださる方にお答えすべく 立ち上げた、自分のレーベル“KeenMoon”からの1st。今まではレコード会社の都合 などで実現しなかったことを、これからは途切れることなくリリースしていこうと思 います。何せ僕はこの年のこの季節の音楽が、自分の中から止めどなく生まれてくる のですから・・・ 夏の木陰のような・・・というわけで“Brisa Saudosa”、目指した時間は「何にも しないで過ごす夏の木陰」、久々に車の中で聞いてもらえるアルバムです。このとこ ろライヴではおなじみのトリオで、僕はピアノとともに1957年生まれのハモンドオル ガンをご機嫌で奏でています!オリジナルに加えて、新旧のブラジルのアーティスト のナンバーを取り上げました。 なぜブラジルなのかというと、僕が幼い頃から傍らにあったから、そして音楽のあら ゆる要素が混沌としてそこにあるからでしょうか。きっと僕のナンバーとしてなつか しい風を感じてもらえると信じています。全ての録音は自宅のスタジオでの楽しい語 らいの中から生まれたものです。 こころ尽くしの・・・気持ちを込めたのはそれだけじゃありません。まずジャケット は、手にしたときに愛着を持ってもらえるものを目指しました。写真は僕の一番僕ら しく居られる場所で、友人に撮ってもらいました。そしてこのアルバムには実は何カ 所か音楽以外の“仕掛け”があります。これは手に取って下さったときのお楽しみ… ともかく今までとは違う、こころ尽くしの大切な一枚なのです。 この夏を一緒に暮らす・・・僕のサウンドはけして古くならないですけれど(笑)、 でもこの夏に“Brisa Saudosa”と暮らしてみてほしい。それは同じ時代に生まれ合 わせた、そして僕の声に気付いてくださったあなただから。そして今度は同じ空間= ライヴで会いましょう。平成16年5月吉日 村松 健 |
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